
分子接着・接合技術を応用したマイクロ流体デバイス
■分子接着・接合技術による特徴
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プラスチックなどに転写された、極微な溝、流路を潰すことなく、封止することができる
(分子接着剤を使用しても、理論上は一分子に近い膜であるため)
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被着体の融点以下の温度で接着させるため、形状変形の恐れが少ない
(プラスチックの熱融着と異なり、接着促進の目的で、80℃以下での接着)
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難接着性のプラスチックとシリコーンゴムを接着することができる
(光学検出等には、表面状態が平坦で、接着剤残渣などが無い清浄状態が必須であり、分子接着・接合技術の最も優れた特徴である)
■PDMS(シリコーンゴム)の特徴
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弾性体であるので外部応力により変形させることが可能
(凹ませる、膨らませる:バルブとして利用できるなど)
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気体透過性が良いので、液体中の気泡を除去できる
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一般的な樹脂に比べて耐熱、耐光、耐侯性に優れる
■加工実績例
■受注〜量産までのフロー
■社内評価試験
- (1) チップ部材のPCR阻害確認
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チップ部材のPCR阻害確認を実施することが可能です(RNAも対応可能です)
○酵素・プライマー、条件等はご相談ください
- (2) チップ部材の自家蛍光観察
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チップ部材の自家蛍光の観察も可能です
○観察波長につきましてはご相談ください