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色と光のコントロール技術

様々な色をつくり出したり、色調を精密に整えるばかりでなく、透明なシリコーン樹脂に集光・拡散という光学的機能を持たせ光をコントールする技術です。この技術でつくられた製品はASACOLORブランドを冠し、日米で商標登録しました。

ASA COLORブランド ASA COLOR LED 製品ページへ     ASA COLOR LENS 製品ページへ

■調色・色調管理 ASA COLOR LED

LED が持つ環境性能と私たちのコア技術が コラボレートし、ASA COLOR LED の 開発へ

環境問題が世界の解決すべきテーマとなっていく過程で、自動車の内装照明も電球からLEDへと転換が始まりました。LEDは、長寿命で低消費電力、しかも環境負荷物質を含んでいないという特徴があるため、次世代の光源として、環境対応の一つの答えとも言えます。従来の赤、緑、橙色に加え、青色LED の開発により光の三原色が揃い、さらに安定して明るく発光する白色LEDが誕生したことで、LED化の波が大きく動き出しました。
いち早く市場の動きに対応し、LEDを光源とした色と光のバリエーションの研究をスタートさせていた私たちは、波長が短く光をコントロールしやすい青色LEDに注目。電球に被せるカラーキャップのASACOLOR LAMP CAPで培った色と光をつくる技術とLEDがコラボレートする方向に歩み始めたのです。

お客様のニーズに、きめ細かく、徹底的に応えます

ASA COLOR 光源そのもので独自の色を均質につくり、大量に安 定して供給することは技術的に非常に難しく、LEDも同様です。例えば純白から電球色に近い暖かい白色、 あるいは白からオレンジへの微妙なグラデーション領域の白など、LED単体ではつくることが困難な色もあ ります。蛍光体の特性を理解し、シリコーンゴムに配合する技術と、個々のLEDが持つ発光のばらつきな どの特性を細かく測定し、分類し、それに応じたキャップを被せることで均質の光をつくるという技術が、他ではできないASA COLOR LED の最大の特徴であり、強みでもあります。
私たちは営業スタッフだけでなく、技術スタッフや子会社の朝日FR研究所・研究員とも連携し、お客様に直接お会いして要望をお聞きし、色彩輝度計、分光放射輝度計などを駆使してお客様の期待に応えます。

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■光学設計 ASA COLOR LENS

耐熱性、耐紫外線性に優れ、軽くて光学特性を持つASA COLOR LENS

私たちは主にシリコーンゴムを素材とした製品を展 開していますが、透明なシリコ−ン素材に着目。耐熱性、耐紫外線性に強く、軽く、集光・拡散というレンズの機能を活かしてLEDと複合化。携帯電話のカメラ用フラッシュや赤外線センサーへの採用をはじめ、新しい用途としてエコカーのヘッドライト用パワーLEDにも採用いただき、さらに可能性を大きく広げています。



最新設備、オートメーション・ラインなど生産体制の充実で、お客様のニーズに応えます

ASA COLOR LED、LENSなどを生産する白河工 場は、温度や湿度などの環境試験機、分光放射輝度 計や色彩輝度計を備え、生産スペースはクリーンルー ムで、床は静電気を逃がす導電床を採用し、一定の温 度と湿度で管理されています。また、シリコーンゴムに 含まれる低分子物質を取り除く液体洗浄処理工程で は、使用液体を蒸留・再生して循環させ、工場から廃 液を出さないクリーンな工場でもあります。  素材や材料の特性検査・分類から始まる生産ライ ンはオリジナル設計のオートメーション機器も多く、 生産技術、検査システムを含めて工場を訪れるお客様 の安心をいただいています。


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