「ものづくり」への情熱が
社会と人の未来を創る
白河第二工場 技術グループ
T.M
2019年入社
テクノアカデミー郡山 職業能力開発短期大学校卒
経歴
入社前、テクノアカデミーで、工作機械や3DCADの使い方を学ぶ。入社後は、3ヶ月間の研修を受けて現部署に配属。シリコーンゴムの薄膜シート製品や、大腸内視鏡シミュレーターの開発を手掛ける。
朝日ラバーを選んだ理由を教えてください。
小さい頃からものづくりが好きでした。その延長で、工作機械を使って材料を加工したり、CADを使って図面を描いたりしたいと思い、テクノアカデミーに通い始めました。授業の一環で、朝日ラバーへ工場見学に行く機会があり、ゴムとほかの材質を組み合わせて、一つの製品をつくるところが、私が求める創作プロセスと一致していたため、惹かれました。その後、テクノアカデミーへ求人票が届き、技術職での採用であったことから、入社を決めました。 入社から3ヶ月間、第二福島工場で医療製品に関わる製造グループの業務研修がありました。その後、仮配属期間を経て、技術グループへ。最初に苦労したことは、材料の配合です。薬品を混ぜて規格に合った物性を生み出すのですが、薬品だけでなく材料そのものの特性など、覚えることがいっぱいです。そのため、材料に詳しい技術者の方に教わりながら、作業を進めました。好きだったものづくりを仕事にできて、日々やりがいを感じています。
現在の業務内容を教えてください。
現在は、3Dプリンタを使用した、大腸内視鏡シミュレーター装置を構成している樹脂部品の、形状設計および製造を行っています。試作の工程を中心に、設計したものを加工機で形にし、組み立てて評価するところまでを一貫して担当しています。 特に成長を実感したのは、入社3年目です。自分一人で仕事を任されるようになり、お客様と製品開発や設計の交渉をするケースが増えました。これまでのように先輩からの指示を仰ぐことができず、プロジェクト担当者になったことで裁量が大きくなりました。加えて、製品だけでなく、お客様の業界について理解する必要があるので、当初は勉強漬けの毎日……。先輩方に相談しながらも、少しずつ自分にできることが増えていったことで、充実した日々を送ることができました。 仕事をする上で、一番心掛けていることは、「曖昧な状態で伝えない」ことです。自分が思っていることが正確に伝わるとは限りません。ただお願いするだけでは、タスクの優先順位が人によって異なってしまうため、重要なことはできるだけ詳細に指示するよう意識しています。
今後の目標をお聞かせください。
朝日ラバーでは、ゴム製品だけでなく、ゴムとIoTの複合製品の開発、分子接着技術を応用した製品の開発、3Dプリンタ技術を利用したものづくりなど、さまざまな技術を組み合わせた研究開発を行っています。独自技術による製品は、用途としても多種多様で、引き合いも増えてきました。技術が多岐にわたる分、難度も高まりますが、新たなテクノロジーにふれ、ものづくりを追求するのは、大きなやりがいがあります。 今後は、これまで以上に認知度を高めるために、インターネット広告や広報活動に力を入れていきたいです。私たちが自ら開発した製品を、実際に手に取ってもらい知ってもらうことで、その良さが伝わると思います。「ゴム製品といえば朝日ラバー」だと言っていただけるよう、力を注ぎます。
1日の流れ
- 08:30
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出社
車で出勤する。
- 08:40
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ラジオ体操
デスクワークのため、体をほぐす。
- 08:50
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朝礼
朝礼後、メールを確認する。
- 9:00
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業務開始
開発や試作業務を行う。
- 12:00
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お昼休憩
食堂で食べたり、お店に行ったりすることも。
- 12:50
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掃除
担当箇所をローテーションで掃除する。
- 13:00
-
午後の業務開始
午後のタスクを確認し、業務を行う。
- 15:00
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休憩
社員同士交流しながら15分ほど休憩をとる。
- 17:00
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試作、評価業務
製品の試作から評価までを行う。
- 17:20
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退社
車で退勤する。