株式会社朝日ラバー

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環境・社会活動報告

トップコミットメント

私たちを取り巻く社会環境は、地球温暖化に端を発していると考えられる異常気象、人口減少、少子化、格差社会の広がり、エネルギー消費型経済による持続可能性の懸念など、数年前から各所で指摘され、私たちで広がってきた認識がますます加速していっているように思います。さらに2019年末に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染蔓延は、経済活動だけでなく日々の暮らしの社会活動を大きく制限し、過去から連続してきた社会の在り方を変えていかなければならない大きな転換を余儀なくされています。

こうした中、当社グループは、2030年のあるべき姿を示した、「AR-2030 VISION」を策定しました。その行動指針は「ステークホルダー・エンゲージメントを高める」としています。社会環境の変化に対して、目の前の課題をとりあえず何とかしていくということではなく、そうした変化が起こることを想定して、私たち会社がそこに耐えられる、そして、そこで社会貢献できるようになることを念頭に会社づくりをしていかないといけない。そのためには、私たちを支えていただいているステークホルダーの皆様との関係をさらに深めて、社会の要請の変化をつかみ、当社グループの活動の思いを発信しながら、変化の激しい時代で私たちの進む方向を見定め、進んでいくという思いを込めています。

こうした取り組みを進める中で、私たちがテーマとして掲げるものESGです。環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の三つの視点で活動していくことで、持続的な社会が得られる社会貢献ができる会社になっていくことができると考えています。そのために、2020年度中に、「サスティナビリティービジョン2030」を策定し、当社グループの活動の根本となる方針を発信し、対話を広げていきます。

「AR-2030 VISION」の方針は、「弾性無限の創造で持続的な価値向上がつながる社会に貢献する企業へと成長し続ける」としています。ゴムが持つ無限の可能性を広げ、見出して、社会の課題、お客様の課題を解決していくために、従業員のモチベーションを高めながら、事業活動を進めてまいります。

渡邉 陽一郎